フィレンツェのハズレのレストランとアタリのレストラン
ハズレの店
フィレンツェはイタリア周遊の最後の町。
ここでちゃんと食べておかねば、とトリッパ料理が食べられるお店に行くことにしました。
trippaトリッパとは、牛の胃袋(ハチノス)です。
ナポリの記事でも書きましたが(過去記事「ナポリからローマへ」参照)、ヤマザキマリさんが著作「パスタぎらい」でモツ料理が美味しい!と言ってたので、プロの手によるモツ料理を食べてみたかった。ヤマザキさんは「ランプレドット(牛の第4胃袋ギアラを煮込んだもの)」が一番気に入ってたらしいけど、とりあえず「トリッパ」で。
hedgehog-harinezumi.hatenadiary.jp
フィレンツェではトリッパ料理で有名な「イル・マガッツィーノ」というオストリアがあります。
口コミなどもチェックして行きました。トリッパが有名ですが、口コミによれば他の料理も良さそうです。…でも、ひどい店でした。
一見美味しそうなんですが、真ん中のパンのかご。
たくさんパンが盛られていますが、一口食べてびっくり!全てカッチカチで食べられませんΣ(゚д゚lll)食べようとしたら歯がかけそうになりました。
なに、このカチカチパン?
周りのテーブルを見たら、私たちと同様に一切パンに手をつけてないテーブルとパクパク食べてるテーブルとくっきり分かれてました。
観光客には古いパンを出してる?なんだこの店は!
トリッパは、まあ普通の味です。12ユーロ(1,440円)しました。
でもこれは、私がナポリで作ったトリッパ料理と全く同じ味です。
私はナポリのスーパーマーケットでハチノスを買って煮込んで、最後に市販のパスタ用のトマトソースで味付けしました(過去記事「ローマからナポリ」参照)。
あの市販のパスタソースと全く同じ味やないかい!
ハチノスはナポリのスーパーで1.98ユーロ(240円)、トマトソースは1.35ユーロ(160円)でした。それでお店の2〜3倍くらいの量ができました。
モツ料理をレストランで食べようと思った私が馬鹿だった…。
他の料理も日本のイタリア料理店の足元にも及ばん味やし!接客も悪いし、ほんと後悔してます!
ワインも値段の割に良くなかった(>人<;)
トラットリア・ラ・カーザリンガ
ジェラート屋さん「Gelateria della Passera」の日本人のお姉さんに「イル・マガッツィーノ」のパンのことを話しました。
フィレンツェのパンはまわりが固くても中は柔らかいはず、それはひどい、ダメな店だと怒ってくれました(ちなみに「Gelateria della Passera」はイル・マガッツィーノの目の前にあります)。
フィレンツェに20年住んでるお姉さんがオススメしてくれたのは「カーザリンガ」と言う家庭料理のお店です。
予約が必要なようですが、イタリア語も英語も自信がないので直接お店に行って「明日の席の予約」をお願いしました。担当のおじさんが、予約帳に私たちの名前と全然違う名前を書き込んでるので「違いますよ?」と言うと、「ノープロブレム〜」と言う感じでテキトーでした。
日本語の名前がわかりにくかったんでしょうか?
でも確かに、予約は問題なくできてました。
さて、オープンと同時にほぼ満席になったカーザリンガですが、そう広くない店内にテーブルをぎっしり詰め込んでるので狭いです。
手前の温野菜の盛り合わせMISTO VERDURE LESSEは4ユーロ。奥の牛タン料理は11ユーロ。SECOND PIATTOとしかレシートに記載されてないので、具体的な料理名はわかりません。
カゴに盛られたパンはおいしくて全部食べました!
コペルトはイル・マガッツィーノもカーザリンガも1人2ユーロです。
PRIMO PIATTOは9ユーロ。赤ワインはグラスで2ユーロ。美味しくいただきました。
イル・マガッツィーノでは8ユーロの白ワイン頼んだのに安っぽかった。
FILETTO MANZO FERRI 20ユーロ。
フィレンツェではBISTECCAビステッカと言う牛肉料理が有名なんですが、すごく量が多いし値段も高いので、普通(?)の牛肉にしました。
ビステッカじゃないけど、この牛肉もめちゃめちゃ美味しかったです!レア加減が絶妙!
息子が炭酸水(2.5ユーロ。ワインより高い)を頼んで、合計52.50ユーロ(6,300円)となりました。満足です(*´꒳`*)
イル・マガッツィーノは56ユーロです。くく〜(´;Д;`)
皆さんも、お店選びは慎重に。