ビジネスクラスで行く 大人の世界一周 とSFC修行

子育て終えた49歳。体力・気力・知力に自信がないけど、世界一周に出ます

ナポリピッツァとジェイソンに襲われた夜

ナポリピッツァの名店

せっかくナポリに来てるので、息子主導でピッツァの名店に行くことにしました。

まず向かったのは「Da Micheleダ・ミケーレ」。

ナポリで一番有名な店です。お昼でもなく夜でもなく中途半端な時間(16時前くらい)に行ったので、空いてないかな…と期待して行きました。

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「ダ・ミケーレ」の前。…ごめんなさい。なめてました。

この時間帯でこの人数だったら、無理じゃない?

諦めて他のお店へ行くことにしました。「Di Matteo(ディ・マッテオ)」という、こちらも有名なピッツェリアです。

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ディ・マッティオ

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こちらもすごい人ですが、ほとんどの方は持ち帰りです

店内で食事する人は、比較的早く中に入れました。よかった。

私たちは2階のテーブル席に案内され、マルゲリータ(4ユーロ)とディアブロ(5ユーロ)を頼みました。

それにしても、ピッツァ安いなあ。480円と600円。

席に着くとサービス料15%がかかりますが、それでも安いです。ちなみに飲み物ですがソフトドリンクは2ユーロ、ビールは2.5ユーロからあります。

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手前がディアブロ、奥がマルゲリータです

ディアブロピリ辛な味でした。どちらも美味しかったです(๑╹ω╹๑ )

 

9月2日 午後9時30分 ナポリ

次の日はアマルフィまで行くから、早起きして出発したい。

私も息子も早く寝るつもりで準備してました。

夜9時半頃でしょうか。私は洗濯機を回していて、息子はお風呂から上がってバスルームでドライヤーを使っていました。

 

そのとき突然、家中の電気が消え真っ暗に!

私はビックリして、まず中庭に面してる窓からアパートの他の部屋を見ました。他の部屋は電気がついてます。この部屋だけ、真っ暗…

 

19歳の息子の頭の中

きた!

くると思ってた!

あの「青ひげの間」にはジェイソンがいる。なぜなら俺は、あの部屋に死体が転がってるのを鍵穴から見たから!

 

おかしいと思ってた。玄関の鍵の厳重さ!

あれは外部からの侵入を防ぐためじゃなく、俺たちをこのアパートから逃げなくするための鍵だ。それを見抜いてたから、俺は玄関の鍵を6重に閉めずに3重にしておいた。

 

俺とお母さんが別々にいると襲われやすい。

とにかくお母さんと合流しないと!

まずスマホだ!懐中電灯使って、それからキッチンの包丁を取ってきておこう!

お母さん、どこ!?もう襲われた?

 

私の頭の中

ドライヤーと洗濯機を同時に使ってたからブレーカーが落ちたんだろうな。

たしか玄関の近くに、ブレーカーっぽい扉が壁についてたような…

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ブレーカーっぽい扉

とにかくスマホの懐中電灯…

息子「あ、お母さん!!大丈夫!?」私「うん、ブレーカーが落ちたんだと思うよ?」

息子「えっ…!?」

 

2人で玄関まで行きブレーカーっぽいのをごちゃごちゃいじってたら、無事に電気がつきました。ふ〜こわかった。

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ブレーカー

息子のジェイソンの妄想話は、本人から聞いて笑いました。

一方で私は、もしかして家主さんの嫌がらせ?と思ってしまいました。

 というのも、家主さんから「チェックアウトの時、10ユーロを置いていって」というメールがきてたのに無視してたので…

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Booking.comを通してメールがきます

家主さんからは「ちゃんと建物に入れましたか?」「 部屋はどうですか?」「困ったことありませんか?」などのメールが何度か来ました。その度にまめに返信してましたが、これはちょっと…どうなの?

ツーリストタックスっていわゆるイタリア各地で課されてる宿泊税とか都市税っていうやつ? Booking.comの明細書を見るとでちゃんと請求されてるから払う必要ないし、そもそも税金は計算しても10ユーロにならないし。

たしかにきれいで広いアパート。1泊65ユーロは安いと思うしありがたいけど…。

ここで10ユーロを置いて行ったら、この家主さんはまた次の宿泊者に10ユーロを請求するだろし、日本人がなめられてしまう。この請求はスルーしよう!

 

…と、メールを無視してたから家主さんが怒ったのかと思ってしまった。疑ってごめんなさい。

翌日、キッチンのテーブルの上にお礼の言葉と10ユーロを払わない理由を書いたメモをおいてアパートを出ました。その後何も問題ありません(*´ー`*)

 

それにしても、単純にブレーカー落ちただけでよかったです。

洗濯は途中だし充電も色々しないといけないから、電気戻らなかったら本当に困りました。

ホテルだと、すぐにスタッフが対応してくれると思いますが、こういう民泊のようなアパートだと家主さんと連絡がなかなかとれないので困ります。

 

でも、フィレンツェのアパートで、もっと恐ろしい目に遭うんです…

ええ、それはそれは恐ろしい事件が…