ビジネスクラスで行く 大人の世界一周 とSFC修行

子育て終えた49歳。体力・気力・知力に自信がないけど、世界一周に出ます

親子で行くヒマラヤトレッキング Day2 ゴレパニからタダパニ へ

日本、中国、ネパール、3カ国のパーティ

12月19日のゴレパニ周辺

タダパニ に向けて9:30にホテルを出発しました。6人で雪の中を歩いて行きます。

一番手前2人は、別のトレッカーさん。その前が息子、さらにその前がウーさん。

他のみんなは、ずっと先を歩いてます。

それにしても雪が美しい…

1時間歩いて、10:30頃に最初の休憩所に到着です。

この休憩所にはトイレはありません。飲食物の販売をしていて水筒にお湯を入れてもらえるので、ウーさんは入れてもらってました。

山では1ℓ単位でお湯や水を販売してるので1ℓサイズの保温タイプの水筒を持って行くのがいい、との情報を何かで見たけど、私はとりあえず家にあるものを持って行きました。ウーさんは、タイガー魔法瓶のステンレスボトルの立派な水筒を持参してました(私に日本製だよ、と見せてくれました)。1.5ℓくらいの立派な水筒です。

私が持って行ったのはポカリスウェットの容器。だって軽いから。一応1ℓサイズ。

もう1本は750mlの保温タイプ。私たちはお湯を水をそれぞれ1ℓずつ買って、少し温かいくらいの温度にして水筒に入れました。

休憩所の前には、3,165メートルのサインが

15分ほど休んで出発。再び雪道を6人で歩いて行きます。

こんな感じでずっと雪がありますが、靴下を巻いた靴はいい感じです(╹◡╹)

登りもありますが、下り道も多いので助かります。登りでなければ私も歩けます。

馬が2頭、道にいました。私たちは刺激しないよう、そ〜っと通り過ぎましたが追いかけて来ました。

逃げろ、逃げろ!

馬が興奮するのでカメラは向けたらダメだそうです。ウーさんのポーターさんに怒られました。

40分ほど歩いてDeoraliデオラリという村?へ到着。ここでまた少し休憩です。

「何か飲むか?マサラティとか」とナビィさんが聞くけど、トイレが心配で頼めない。

サラティ飲みたいけど我慢して、朝ホテルで水筒に入れてもらったお湯を飲みます。

ここにはトイレがありました。

ここのトイレはこんな感じ。すっかり慣れました(・ω・)ノ

この休憩所にはアンナプルナの大きな地図がありました。ウーさんがナビィさんに色々質問するので、ポールを使って説明してます。

ここでも15分ほど休憩して出発しました。11:45です。ランチ休憩はまだかな〜

「ワンチーム」!

ここから難所が続きました。みんな腰を落として慎重に階段をおります。油断すると滑って骨折の危険があります。私には、登り道よりも雪道の方が楽でした。前2人の男性は別グループのトレッカー。

ここでウーさんがズデーン!と滑りました。本当に危ない。

私たちだけでなく、たくさんのトレッカーがこの辺りでなかなか進めず困ってました。重い荷物を背負ったポーターさんたちも難儀してました。雪が凍ってしまって滑りやすいんです。

ウーさんのポーターさんはずっと木の枝をポール代わりにしてましたが、この難所でポキン!と枝が折れてしまいました。ポーターさんも滑って転んだりしました。荷物が重いので大変だと思います…(;´д`)

すると近くにいたトレッカーが「これを使って」とポールを差し出しました。

ポーターさんは何も言わずポールを借りて進み出しました。貸したトレッカーも何も言わず進みます。

ポールを貸してくれたトレッカーさんはサングラスかけてシュッとしていて、山のプロみたいな感じでした。ちなみにナビィさんは、ゴレパニ出発時から息子のポールを1本借りてます(1本あれば大丈夫だから借して、と言われた)。

雪道はポール2本あった方がいいかも…とにかく1本は絶対必要。

ポールの貸し借りだけでなく、たくさんのトレッカーがお互い助け合ってました。誰もが滑らないよう転ばないように支え合わないと進めないので、前後の人で手を差し出しあって進みます。

人種とか関係なしです。みんなこの雪の難所を越えようと、20人ほどのトレッカーたちが一致団結しています。えっ、これってワンチームっていうやつ?(ちがう?)

30分ほどかけて難所の階段を下り、下についた時はみんなホッとしました。

ウーさんのポーターさんには私のポールを1本貸すことにして、山のプロ?のトレッカーさんに借りていたポールを返します。山のプロは「ずっと使ってていいですよ」と言ってくれますが、このトレッカーさんの進むスピードはきっとすごく早い。私たちに合わせてゆっくり付いてきてくれてましたが。

実際スイ〜と先に行って、姿が全然見えなくなりました。いい人でした。

ナビィさんの話ではデオアリから1時間くらいでバンタンティというところに着くはずですが、雪のせいでずいぶん時間がかかってしまいました。

11:45にデオアリを出発してバンタンティBanthantiに到着したのは13:20。ようやく昼食です。

お店はガラガラですが、私たち以外のトレッカーも少し来てました。

食事だけでなく宿泊もできるようです。

メニュー

お腹がペコペコだったのでモモ(500ルピー)、ダルバード(600ルピー)、ミックスフライドヌードル(500ルピー)などを注文しました。相変わらず何を食べても美味しいです。

ミルクティー(100ルピー)も頼みました。本当に美味しかったあ!!

食事をしながらウーさんカップルと色々おしゃべりします。

ウーさんは、上海でサッカーチームのチームドクターをしてるそうです。奥様は英語を話せないのでウーさんが通訳をしてくれます。奥様(フアンさん)は、とても可愛らしくてお茶目。ウーさんをポカポカたたく仕草がカワイイ(*´꒳`*)

山と息子と私

13:55にバンタンティを出発して一路タダパニ へ。

下りもありますが、けっこうな登りがあります。

私は本当に、登りが無理で…はぁーーーっつ、はあーーっつと長く長く息を吐きながら足を動かすけど、少し登ると座り込んでしまう…

見かねた息子が私のリュックを持ち、私の手を引いて上へ引っ張ります。

「ありがとう…」

タダパニ まであと30分くらいの登り道。情けないけど本当に登れなくて、息子に助けてもらいました。息子は私のリュックを自分の前にかけ、私の片手を掴んでグイグイ最後まで引き上げてくれました。

息子は幼い頃とても難しい子供でした。

育てやすかった娘とは大違いで、息子の子育ては毎日へとへとになってました。

大人の言うことを全然聞いてくれないので、毎日親子で大げんか。子育てに自信がなくて色んな育児書を読み漁りました。その中で

「親子で山登りをしている家庭は必ず仲がいい」

と言う一文が目に止まりました。これだ!と思い、さっそく息子と山登りを始めました。

そのとき息子は小学2年生。

娘は中学生になっていて部活動が忙しいし、夫は山登りに興味がないので、もっぱら息子と私の2人で山に登りに行きました。娘も部活が休みの時には来てくれて3人で登ったり、夫も来てくれた時があって、家族全員で登ったことは2回はあったかな。

高さは900メートル~ 1000メートルほどの山ですが(2つの山を交互に登っていた)、鎖場がたくさんあってアトラクションのようで面白かったです。息子は山が気に入り、小学生の間ずっと登りに行きました。

登山を始めたとき息子はまだ小さいし体力もなかったので、私が手を引いて登りました。

息子と私の山登りは、息子が中学生になって部活動で土日も忙しくなってから行けなくなってました。ネパールでの久しぶりの親子登山は、立場が逆になりました。息子が成長していた…(/ _ ; )

タダパニ へ近づくと、雪が積もってない場所もあります。

それにしても、牛とか馬とか普通に山道を歩いてる(けっこう見慣れてきます…)

休憩中。息子はずっと私のリュックを持ってくれてました。

15:20タダパニ へ到着。思い出すのも辛いタダパニ の夜が来ます…

親子で行くヒマラヤトレッキング Day2 プーンヒル

久しぶりに、人に対して感動した

熟睡して元気になった私は、「登れるかも」とやる気になりました(╹◡╹)

息子とトレッキングの準備をして、ナビィさんと約束した5:30に食堂に行きました。そこにはもう、ウーさんカップルが来ていました。

ウーさんは私たちの格好を見て「ヘッドライトは?」と聞いてきました。ウーさんカップルは2人ともヘッドライトをバシッと頭につけてます。

そう。プーンヒルの早朝トレッキングにはヘッドライトが必要。

という情報をいろいろ目にしてましたが、私たちは「なくてもなんとかなるかな」と思って用意しなかった。でも実際に行って分かりましたが、雪が積もってたらヘッドライトがないと登れません!

スマホの懐中電灯で登った人もいますが、雪が積もってる時期は両手でポールをついて必死に登らないと危ないので、懐中電灯を手で持つことができません。

確かにポーターさんたちは懐中電灯を片手に持って登ってましたが、普通の人は難しいです。日の出前の暗闇の中プーンヒルに登るなら、ちゃんと用意しないとダメでした(帰りは明るくなってるので、必要なのは登りの時だけですが)。

持ってこなかった愚かな私たちに、ウーさんは「じゃあ、これ使う?僕たちは2つあるから1つ貸すよ」とヘッドライトを外そうとします。

びっくりしました。

たまたま同じ宿に泊まっただけで、ほとんど会話もしてないのに…

もちろん、とんでもない!と断りましたがウーさんは「僕らはひとつあればいいから」と、貸してくれようとします。なんという人…中国の人ってこんなに親切なの?

それは絶対ダメだよ、と断固として断りましたが、とにかく親切さに驚きました。

ちなみに後でナビィさんに「ヘッドライトは?」と聞かれて「ない」と答えると舌打ちされました。うう…

そのナビィさんですが、集合時間の5:30になっても食堂に来ません。

ウーさんたちのポーターさんがやって来て、ウーさんたち一行は今にも出発しようとしてましたが、私はウーさんのポーターさんに頼んでナビィさんの様子を見に行ってもらいました。

しばらくしてナビィさんが目をこすりながらやって来ました。

昨夜私たちに「5時半だぞ、忘れるな」と繰り返し言ってたのに、ナビィ〜!!

ナビィさんが揃ったところで、私たち親子とウーさんカップル、それぞれのポーターさんの6人でプーンヒルに登ることになりました。

プーンヒルに登る時、ウーさんカップルは私と息子を挟むように歩いてくれて(1番前にウーさんの奥様(フアンさん)、次に私、そして息子、最後にウーさん)、ライトの光が私たちにも見えるようにしてくれました。

ウーさんたちの優しさに感動しました…久しぶりに、人に、感動しました。

プーンヒルへの早朝トレッキング

標高2,874メートルのゴレパニから3,210メートルのプーンヒルまで、ひたすら階段を登ります。苦しい…つらい…

雪が積もってるので、気をつけないと滑ります。実際みんな何度か滑りながら登り続けました。

階段がなくなった場所があったので「もしかして着いた!?」と期待したら、プーンヒルの入場料を払うところでした。1人100ルピー(100円)支払います。

入場料を払ったので、もうすぐ着くのかな、と思いましたが全然です!まだ半分くらい(>人<;)

ヘロヘロになりながら1時間登り続けて、プーンヒルに着きました。

アンアプルナがそびえ立ってます。絶景!

日の出は予定通り06:57。でも6:40くらいには明るくなってきてます。

ナビィさん、完全防寒。顔もカバーしてますね。

帽子かぶってる人は多かったけど、私たちが持ってきたのは日よけ用の帽子(。・ω・。)

写真の奥にあるのは売店です。飲み物など販売してます。

明るくなってくるとアンアプルナはこんな感じに。美しい…

真ん中の一番高い山がアンナプルナサウス(7,219メートル)。その左がアンナプルナⅠ (8,091メートル)

奥に見える山は、ダウラギリです。アンナプルナから北側に見えます。

これが見たかった…!

ダウラギリをバックに息子とナビィさんの2ショット

山まんがヒストリー

山の漫画が好きです。

石塚真一さんの「岳」、谷口ジローさんの「神々の山嶺」など感動した山マンガはいろいろあります。一番読み返したのは塀内夏子さんの「イカロスの山」。

単行本に8,000メートル級の山の紹介がなされていて、自然に山の名前を覚えました。

日本には8,000メートル級の山がないので、いつか見にいけたらな…と憧れてました。

見ることができて、ここまで来れて、本当によかった。

プーンヒル帰り道

「そろそろ行くか」という感じでナビィさんに促され、7:20下山開始。

帰りは40分ほどで着きましたが、雪がなければ20分くらいで下りれると思います。

雪のため、かなりゆっくり下りて行きました。滑ります、かなり!

木の棒をポール代わりにするウーさんのポーターさん

雪、こんな感じです。私たちはフツーの靴で行きました。

下りる途中からでも、こんなに美しい山が見えます。登るときは真っ暗だったので、何も見えませんでした。

タダパニ への準備 靴下戦法を初めて知りました

ホテルの戻ったらすぐに朝食です。

ネパールでは食事が出てくるまで時間がかかるので、前日のうちにメニューを決めて時間も予約しておきます。

朝食はフライドライスベジタブル500ルピー(500円)とベジタブルスープ300ルピー(300円)を2人分、そしてマサラティを2杯です。

プーンヒルに登ってけっこう疲れたのでお昼ぐらいまでゆっくり休ませてほしい…と思いましたが、ナビィさんが「早く出ないとだめだ!」と怒ります。雪があるので早く出発する!ときつく言うのでシブシブ準備しました。

流れで?プーンヒルに登った6人で一緒にタダパニ まで行くことになりました。

私は自分の体力に自信がなくてためらいましたが(迷惑をかけそう…)、ウーさんが明るく「一緒に行こう」と言ってくれるので不安ながら同行させてもらうことにしました。

私がレセプションで会計をしてると、息子が「これどういう意味?」と、私にスマホを見せてきます。ウーさんのスマホです。

< 古い靴下を持っていますか?>

ウーさんが中国語を日本語に翻訳して息子に見せてきたらしい。

??だったのですが、私と息子の靴は滑りやすいので、靴の上から靴下を履かせていくといい、と言ってるようです。そのために不要な靴下があれば、それを使うといいので息子にそれを伝えたかったようです。

そもそも靴の上から履けそうな靴下がないので「持ってない」と言うと、ウーさんは、自分がいらない靴下を部屋に戻って取りに行ってくれました。もう1足分は買うことになりました。

ホテルの女主人が靴下屋さんを呼ぶと、すぐに大きなビニール袋を持った女性がホテルに来て袋からたくさんの靴下を取り出しました。

「どれがいい?」

どれを買えばいいのかわからないので悩んでいると、女主人が

「マネーイズントインポータント!ライフイズインポータント!」と私にはっぱをかけます?

とりあえず丈夫そうなのを選ぶと250ルピー(250円)でした。山の上にしてはリーズナブルな感じが…

買った靴下を、息子はホーキンスの靴の上から履きます

雪の上に出ると、確かに滑りにくい。この靴下戦法、結構山で見かけました。軽アイゼンを付けてる人もいましたが靴下の人も多かった。ちなみにウーさんはプーンヒルに登る時から靴下戦法でしたが、私はそれが靴下だと気づかなかった!

左はウーさんにもらった靴下を履いた私、右が息子

靴下戦法でゴレパニからタダパニ へ、6人で向かいます(・ω・)ノ

親子で行くヒマラヤナトレッキング Day1 夜

ゴレパニの宿 HOTEL SNOWLAND

ホテルスノーランド。名前からして寒そうな感じ。

ナビィさんに連れてこられて最初は怒ってたけど(場所が高すぎて階段がきつい…)、結果として、このホテルに泊まってとても良かったです。トレッキングで3泊した中で、この宿が一番良かった。それに何より、素晴らしい出会いがあったから…

ゴレパニの中でも高い場所にあるので階段上るのが大変ですが、その代わりプーンヒルに登るのが少しラクになるかも(╹◡╹)

建物の中に入ってすぐ、ナビィさんに促されて宿の女主人と部屋の交渉をします。

マウンテンビューの部屋はナイス、とナビィさんは言うけど1,500ルピー(1,500円)。バス、トイレ共有の普通の部屋は600ルピー(600円)。

一応マウンテンビューの部屋を見せてもらうと、確かに美しい山が部屋の窓から見える。

でもね、12月にこの部屋に泊まる意味はあまりない。

なぜならマウンテンビューの部屋に泊まったって、部屋から山を眺めてる余裕なんかないから!どの部屋にも暖房がついていないので、寒くて部屋にはいられないから!

宿泊者は、ホテル唯一の暖房器具、薪ストーブが置いてある食堂に集まってます。そこからみんな動かない。部屋にいると凍えそうだよ!

とりあえず600ルピーの部屋に決めました。

部屋の鍵は南京錠

600ルピーの部屋はこんな感じです。

部屋には棚が1つ置かれています。棚の下に毛布が収納されてます。

荷物を置いたら先にシャワーを浴びることにしました。夜になるともっと冷えそうで怖い。幸いこのホテルにはガスのホットシャワーがあったので、シャワーは熱くて最高でした。

共同のシャワールーム。各階に1つです。

シャンプーを持ってくるのを忘れました(((;゚Д゚)))生まれて初めて、石鹸で髪の毛を洗いました…。石鹸やタオルなど、持参しないとダメです。

このバスルームに洋式トイレもついてました。

トイレは別にもう1つありますが、洋式ではありません。トイレットペーパーもありません。

Wuウーさんとの出会い

ホテルの部屋には暖房がなく、石鹸で髪の毛を洗った後は薪ストーブの前で暖を取りました。あ、ドライヤーはもちろんありません。

息子は元気いっぱい。奥の2人は中国人のWuウーさんカップル。私たちがホテルに到着したとき、もうストーブ前でくつろいでました。

2人はそれぞれスマホを見ていて、私たちとは特に言葉を交わしませんでした。

ストーブは時々扉をあけて薪をくべます。

ナビィさんがストーブの世話をしてくれてます。色んな人が順番に火の様子を見ます。

みんなスリッパに履き替えて、雪で濡れた靴をストーブで乾かしてます。

ストーブガードのような柱には、タオルなどもかけて乾かしたりできます。時間帯によっては、ストーブの周りは争奪戦です。

食堂はとても広いです。が、空いてます。シーズンの10〜11月はもう少し人がいるのでしょうか?立地が良くないから(高い場所にあるから?)人があまり来ないのでしょうか?

食堂の一角にレセプションがあります。最初に、カウンターの中にいた女主人と部屋の交渉をしました。

食堂からちょっと部屋に戻ろうとした時、食堂のドア付近でウーさんが突然私に英語で話しかけてきました。

「Plan?」「Your plan?」

私たちのトレッキングのコースを聞いてるのかと思って、早朝にプーンヒルに登ってからタダパニ に行く予定、と答えました。

ウーさんは「僕たちと同じルートだ」「一緒になるかもね」のようなことを言いました。

私たちに無関心なのかと思っていたので、突然話しかけられてびっくりしました。

ウーさんは無表情だし欧米人のようなコミュニケーションも取らないけど、私たちのことをちゃんと気にかけてくれてたのか。言葉を交わしたのはわずかでしたが、嬉しかったです。

食べることができない…もしかして高山病?

ネパールでは料理が出てくるまでとても時間がかかるので、夕食も早めに注文しておきます。ここでも全てナビィさんが私たちの注文を取り仕切ります。

「ナビィさんはご飯どうするの?」と聞いたら、みんなが食べ終わった後で食べる、そうです。

泊まる部屋は、ポーターさん専用ルームがあるようです。

私が注文したヌードルフライズベジタブル500ルピー(500円)

息子が頼んだマッシュルームカレーライス680ルピー(680円)

昼食も軽かったし、その後3時間歩いたからお腹空いてるはずなのに、私は一口も食べれなかった。食欲がない、というか食べ物を受けつけない、というか…

食べれない分ひたすら飲み物を飲みました。ジンジャーレモンティー(130ルピー)を頼んだ後はホットウォーター(1ℓ200ルピー)を頼んで、持参したティーバッグで紅茶を何杯か飲みました。息子は私の分も「うまい!うまい!」と言って平らげました。

これ、高山病?

地球の歩き方には「初期症状は、頭痛、動悸、食欲不振、吐き気、不眠、呼吸困難」て書いてある。最初の3つが該当してる!眉間がズキズキして痛い。私、ずっとハアハア言ってるよ。

何か食べないと死ぬのでは?と思って、持参してたチョコレートを食べました。チョコは食べれる。食べて元気にならなきゃ(>人<;)

それにしても情けない…忙しくて体づくりをする時間がなかったとは言え、もう少し体力あると思ってた。でも、もう、明日タダパニまで5時間もトレッキングするなんて考えられない。

私「ごめん…明日、山を下りよう。トレッキング続ける自信がない…」

息子「ええー!せっかくここまで登って来たのに」

私「明日、今日来た道を戻ろう。本当にごめん」

息子「そんなあ…せめて違う道から下りたいよ〜」

こんな会話をしてる私たちに、ナビィさんが明日の予定を告げます。

「プーンヒルに登るから5:00に食堂に集合な」

ゴレパニに来たらプーンヒルに日の出を見に登るのが定番です。ゴレパニは標高2,874メートルですが、プーンヒルは3,210メートル。1時間ほどかけて登ります。そしてプーンヒルから下りてきてホテルで朝食、その後タダパニ へ向けて出発します。

息子は12月19日の日の出の時間を調べて、6:57だから5:30集合でいいのでは?と交渉しました。ナビィさんはその時間で納得して「絶対、遅れるなよ。5:30だぞ!」「明日のために早く寝ろよ」と何度も私たちに声をかけました。

私、行けないよ、きっと…と思いましたが、とりあえず言われた通り、明日のために早く寝ることにしました。そしてナビィさんは、5:30には起きてませんでした…

ネパールの夜のルール

できれば寝るギリギリ直前まで、部屋には帰りたくない。寒いから。

薪ストーブのそばにずっといたい。WiFiも食堂じゃないと繋がりません。

でもウワサに聞いてたけど、夜のストーブはポーターさんたちの場所。

雰囲気的にトレッカーたちは部屋に戻り、ポーターさんたちにストーブ周りの場所を明け渡します。

ポーターさんたちは、いろんなおしゃべりをしています。盛り上がってます。

9時くらいには食堂の電気が消えましたが、ポーターさんたちは暗闇の中でおしゃべりを続けています。

語り合ってるポーターさんたちは、なんだかいい雰囲気でした。

ネパールのブランケット

高山病疑惑の私は、こんな寒い部屋で眠れるのか不安でした。

Bikashさんは「ブランケットがあるから寝袋はいらないよ」、と言ってたけど本当?

部屋にある棚の中に、毛布が2枚入ってましたので引っ張り出して布団の上にかけると…あれ、あったかい!

寝るときはペランペランのスポーツウェアに着替えたんですが、この毛布をかけるととても暖かくて熟睡できました。Bikashさんの言ってたことは本当だった!とても暖かい!

翌朝は5時に起きましたが、熟睡できた私は元気になってました。

登れるかも。歩けるかも。

この毛布に感動した私は、翌朝ネパール人の女性にブランケットがとても暖かかった、と話をしました。女性は誇らしげにネパールブランケットの話をしてくれました。

ありがとう、ネパールブランケット。

でもこのせいで、翌日の夜、ナビィさんと大げんかします…

親子で行くヒマラヤトレッキング Day 1

ポーターのナビィさん(30歳)登場

3泊4日のトレッキング中、ポーターさんと一緒に行動することになります。

どういう感じになるんだろう…??でした。

出発の日の朝、ナビィさんとホテルのロビーで初対面。英語でスラスラ話しかけてきます。

「はじめまして」「よろしく」みたいな感じでお互い穏やかな感じでスタートしました。

初日は、少しずつお互いのことを聞いたりしながら、いい距離感でトレッキングできました。

気を遣ったりして疲れないかなと心配したんですが、大丈夫です(╹◡╹)

ナビィさんは30歳。奥さんと10歳の女の子と6歳の男の子がいます。精悍な顔立ちの山の男?と思えましたが、いろいろ難点が…(あとで大ゲンカします。私と)

軽くルートの確認をして、朝7:30出発。のはずが、なんかグズグズしてて(ジープの運転手さんがトイレに行って帰ってこなかったり…ジープに乗ってからも運転手さんの家に寄ったりして)8:00ようやく出発。

最初にジープで3時間かけてウレリという場所まで行きます。

ちなみに山に必要ない荷物はホテルで預かってもらえます。

立派なジープ。私たち親子とナビィさん、運転手さんの4人で乗ります。しかしジープ1台7,000ルピー(7,000円)は高い。

トレッキングルート

日本では、「地球の歩き方」しかトレッキングルートの載ってるガイドブックが見当たりません。なので、ひたすら地球の歩き方を読んで(+ネット情報)でルートの研究しました。

ルートを研究してると、ゴレパニとガンドルンに行ってみたいと思いました。ピンク色のルートです。本格的なアンナプルナトレッキングはオレンジ色のルートで、2週間くらいかかります。

ピンクのルートは、本来4泊5日かかります。でも素人の私たちは、がんばっても3泊4日が限度…山小屋に宿泊したことも一度もないし、12月は雪も積もってるので不安でいっぱい。悩んでた私にBikashさんはウレリまでジープを使うことを勧めてくれました。

ジープで行くのは「ヒレ」までが一般的ですが、その先の「ウレリ」まで行けば初日にゴレパニまで歩けるので、1日短縮できます。これなら地球の歩き方で4泊5日で紹介されてるピンクのコースを3泊4日で行けます(╹◡╹)

ウレリまでのジープは、かなりのアトラクション

出発してしばらくはのどかな山道を走ります。

出発して1時間。急にここで止まるの?と思ったら

トイレ休憩でした。トイレは、うーん…という感じのネパールのトイレです(╹◡╹)

ここのトイレには「TIP」と書かれた箱があって、ちゃんとお金を入れるようナビイさんに言われました。トイレは、ここを過ぎたらトレッキングを開始してお昼ごはんのお店に入るまで無かったです。

トイレ休憩から30分ほどでナヤプルに到着。

ここはトレッキングの許可証のチェックポイントがあります。

ナビィさんが手続きをしに行ってくれます。ポーターさんがこういうこともやってくれるのか。

チェックポイントの周りにはたくさんお店があります。トレッキングに必要なものが調達できます。衣服もトイレットペーパーも売ってます。

だんだん道が細くなっていきます。

岩がゴロゴロある場所を通って、全員が車の中でポンポン跳ねたり

水の中(川?)をバッシャンバッシャン渡ったり

断崖絶壁を走ったり、いろいろ激しいドライブでした

ドライバーさんの運転技術は確かでした。ポカラのホテルを出発して3時間でウレリに到着。

Bikashさんには4時間かかると言われてましたから、スピードも早かった!?

地獄の道 ウレリからゴレパニへ

ジープから降りてトレッキングに出発!11:00でした。

気持ちいい山道を登って行きました。ナビィさんは少し距離をおいて後ろから登ってきます。

私と息子はおしゃべりしながら気楽に歩きました。

11:50ランチ休憩。

道沿いにお店はちょこちょこありますが、ナビィさんが指定したこのお店で休憩します。

私たち以外お客さんはいませんでしたが、あとでもう一組入ってきました。

息子はチキンカレーライス(550ルピー)、私はエッグフライドライス(430ルピー)を頼みました。どちらもおいしかったです。

ナビィさんがメニューを持ってきて、注文も伝えてくれます。

食後、地獄が待ってました。

40分ほどのランチ休憩の後、12:30に出発。

しばらくは、のどかな道が続きますが…

雪です!昼食後、歩き始めて1時間くらいでしょうか。

道の真ん中に、牛がフツーにいます。

通るとき、ナビイさんが助けてくれました。たまに牛も襲ってくるらしいです。

上り道がきつい…私、脚が上がらなくなってきました。とにかく上り道が無理…

はあー、はあー、って大きく息を吐いてゆっくりなんとか進めるけど…きつい…

よろよろ、フラフラ歩く私を置いて、男2人は進んで行きます。

息子は全く疲れを見せません。大学が山の上にあるので、重い教科書の入ったリュックを背負って毎日山登りしてるようなものです。余裕です。

死ぬ…これ以上歩けない…

時々座り込んでしまうけど、先に進まないと日が暮れてしまうので、泣きながらまた歩きます。

「なぜ来たの?なぜ来たの?」「なぜ来ちゃったの?なぜ来ちゃったの?」

「帰りたい!帰りたい!」「もう帰りたい!もう帰りたい!」

頭の中はそんな言葉ばかりがグルグル回ってました…

昼食後歩き始めて3時間くらい経った頃、ゴレパニの町の入り口に到着。

私の思考は停止していて、体は半分死んだみたいにフラフラでした。

つ、着いた…?やっと…着いた?

トレッキングの宿泊先

山で泊まったことのない私は、どんなところに泊まるのかとても不安でした。

ネットでいろいろ調べてある良さげなロッジを見つけたので、朝ホテルでナビィさんに「ここに泊まりたいです」と伝えました。1泊600ルピー(600円)でガスのホットシャワーも使える。なんてったって泊まった日本人の方のコメントがいい。安心!(╹◡╹)

が、ナビィさんは渋い顔になって、「うーん、もっといいホテルがあるよ」「いいホテルを知ってるから!俺に任せて!」

みたいな感じで、私が泊まりたかった宿には否定的でした。

えー…、ここに泊まれないの?

私はネパールのトレッキングのルールがよく分からないし、泊まる場所は現地のポーターさんの意見に従ったほうがいいのかなと思ったので、ナビィさんに従うことにしました。

しかしナビィさんのオススメの宿は、ゴレパニの町に入っても全然たどり着かない…そして、私が泊まりたかったロッジの前を通り過ぎる。

ここに泊まりたい。もうこれ以上歩きたくない。お願いここに泊まらせて。

と、ナビィさんに目で訴えたけど、どんどん先に進んで行く。…どこまで行くねん、もう歩けないんやけど。私、死にかけなんやけど。

はぁーっ、はーっ、とフラフラになりながらナビィさんの後をついて階段を上るけど、全然着かないじゃない。どこまで階段上るねん!死ぬ…

ナビィさんオススメの宿は、ゴレパニの一番高いところに建ってました。

30分近く階段を上ってやっと着いた時、私は心も体も壊れかけてました。

眺めは確かにいいけど…、もう一歩も動けない…(>人<;)

でも、このホテル素敵な出会いがあったんです。Day1の夜に続きます

親子で行くヒマラヤトレッキング ポカラで準備編

ポカラはアンナプルナトレッキングの起点となる町。

町を歩けばトレッキングの服装をした外国人がたくさん。そして例のノースフェイスの店もカトマンズ以上にたくさんあります。

ヒマラヤトレッキングと言えば、エベレスト街道とアンナプルナが有名。

当初はエベレスト街道に行くことを考えました。でもトレッキングのスタート地点ルクラに行くには飛行機以外に手段がないのに、12月はかなりの確率で飛行機が欠航になるようなのです。

この旅はSFC修行も兼ねてるので、飛行機が飛ばずに国際線に乗り遅れたら今までの苦労が水の泡…(;´д`)飛行機を使わずに行けるポカラからアンナプルナトレッキングに行くことに決めました。

エベレストはともかく、アンナプルナは山に詳しい人以外にはあまり知られていないように思えます。でもナショナルジオグラフィックの「いつかは行きたい一生に一度だけの旅」にも選ばれていて、エベレストよりも前のページで紹介されてます(╹◡╹)

この写真のキャプションに「ポーターがサンダルを履いてる」とありますが、サンダルで荷物を運ぶポーターはいません!いつの時代の話…(。・ω・。)

ホテルミドルパスHotel Middle Path

ホテルミドルパス。ポカラでトレッキング前日と山から下りてきた後2泊、合計3泊宿泊します。ここもBooking.comで口コミの評価をみて決めました。

朝食付きで2人で30USドルです。

温水プールがあります。すごい!

ロビーに入ると温かいお茶でもてなしてくれました。ほんのり甘いお茶。オイシイ!

レセプションにいた男性は、私の顔を見るなり「ハーイ、○○」と私の名前を呼びました。

えっ!? なぜ分かるの??

「あなたとメールのやり取りをしていたのは私ですよ」とニッコリ。

この人がBikashさん?

私は12月に入ってからトレッキングの相談メールをこのホテルにしてました。

ミドルパスホテルを予約したら、Booking.comを経由して「トレッキングの相談に乗ります」というメールがきたので、トレッキングの許可証とポーターさんをお願いしてたのです。

ヒマラヤのトレッキング事情

ヒマラヤトレッキングをするなら、素人なら旅行会社でトレッキングツアーを手配してもらうのが普通です。たぶん。山に慣れてる人、自信のある人なら個人でも充分行けますが。

私と息子は、まるっきりの素人。でも悩んで悩んだ挙句、個人で行くことに決めました。

ただ、ポーターさんだけは頼むことにしました。3泊4日の荷物を自分で持って登る自信がなかった…12月のアンナプルナは、みんな「寝袋が必要!」と言ってるし(ネット情報)、寝袋は重そう。そこでポーターさんをホテルで手配してもらいました。1日1,900ルピー(1,900円)です。

さらに、ヒマラヤトレッキングに行くには許可証(TIMS)が、アンナプルナのトレッキングには保護区域の許可証(ACAP)が必要です。

上がTIMS許可証、下が保護区域入域証

この2つの許可証は、ネパールに着いてから自分たちで取得することもできます。でもカトマンズに到着した翌日にバスでポカラに向かい、その翌日からトレッキングに出発するので時間的に厳しい…。手数料がかかりますが、ホテルにお願いしました。TIMS許可証は1,000ルピー、保護区域入域証は2,260ルピーですが(2019年12月)、手数料込みで1人5,000ルピー(5,000円)支払いました。

ちなみに私たちのようにポーターさんを雇って許可証の申請を頼む場合はTIMSの費用は1,000ルピーですが、ガイドやポーターを雇わずに全くの個人で行く場合は、申請料が2,000ルピーになります。

許可証に写真が必要とメールで言われ「証明用の写真をどうやって送ればいいんですか?」と聞いたら、スマホで写真を撮影してメールで送ってくれればいい、って。それでいいのか!

というわけでBikashさんは私たちの許可証の申請をしてくれていて、写真で私の顔も知っていたのでした。

それにしても、初めてのヒマラヤトレッキング。分からないことだらけ。Bikashさんにたくさん質問しました。

「ポーターさんに持ってもらう荷物って、どういうカバンに入れるんですか?」

「12月は寝袋が必要って聞くんですが、借りれますか?」

「ポールってあったほうがいいんですか?」

「靴はこれで大丈夫ですか?」

Bikashさんはポーターさん用のリュックと私たち用のポールを無料で貸してくれました。

雪が積もってるのでポールはあったほうがいいようです。でも寝袋は必要ない、と言いました。「ブランケットがとても暖かいから大丈夫。」

そうなの?(これが後で事件を引き起こします)

ポーターさん用のリュックは、やっぱり大きくて立派なものでした。

貸してもらえて助かりました(;´д`)しかも無料…ありがたいです。このホテルで色々手配しておいて良かった!

ちなみに私と息子が背負っていくリュックはこれです。

私は、息子の去年買った福袋に入ってて使ってなかったリュック(左)、息子は大学の通学にいつも使ってるリュック。家にあるものでいいかな〜、と…

靴も家にあって全然履いてなかったもの。もったいないからネパールで履いちゃおう〜ってノリで。かなりテキトーです…。

でも雪が積もってると聞いて、この靴で大丈夫かBikashさんにソールを見せて聞きました。

こんなんです。Bikashさんは「ま〜大丈夫かな」って感じでした。

ホントに!?ネットでは「軽アイゼンが必要」とか言ってるよ?こんなんで大丈夫?

ポカラの町では、かっこいいトレッキングシューズも3,500ルピー(3,500円)くらいから売られてます。雪が心配で買おうかちょっと悩みましたが…結局このテキトーなVANSとホーキンスの靴で行くことにしました。

本当にトレッキングの道具に関しては「ふざけんなよ」っていうくらいテキトーな物を持参してました。ちなみに私たちが持ってきてたトレッキング用のズボンはこれです。

ペランペランのスポーツウェアというか…これで雪山トレッキング行くつもりだったって、ふざけてますよね。

カトマンズに着いた時点で「このズボン、無理」と分かったので、ホテルの前にあった服屋さんでノースフェイス買いました。

日本から持ってきたペラペラズボンは、寝るときのパジャマとなりました。

でもポカラで最初に買った、このノースフェイスのズボンは失敗でした。ホテルの目の前にあった店で、一番安いのを手軽に買ってしまいました。お店のおじさんも、それはアウトレット品だからやめとけ、って言ってたんですがまあ大丈夫かな、と安易に考えて(大丈夫じゃなかったです…)。1,100ルピー(1,100円)でしたが、おじさんは1,800ルピーのを勧めてました。そっちが正解。

かなりいい加減な準備でここまで来てしまいましたが、一番準備できてなかったのは、私の体力です。トレッキングのための体づくり、何にもしてません。

それでどんなひどい目に遭うか…乞うご期待(╹◡╹)

カトマンズからポカラまでバスで移動7時間

クマリ ブティックホテルの朝食は6:30から。

グリーンラインのバスの集合時間は7時なので、チェックアウトの手続きを全て終わらせてから朝食を15分で食べて走れば、なんとか間に合うかな。

荷物は全てロビーに持ってきてます(╹◡╹)

朝イチのレストランには、私たちともう一組お客さんが来てました。

ブッフェですが、どれも美味しかった!

ホットミールは日替わりで数種類あります。魚のフライがめちゃめちゃおいしかった!

卵料理と温かい飲み物(コーヒーでもブラックティーでもマサラチャイなど)、スタッフにお願いします。

甘いものもいろいろあります。ヨーグルト、日本人の口にすごく合うと思います。オイシイ!

このピーナツクッキーとココナッツドーナツもオイシイ…( ; ; )

ゆっくり味わいたかったけど、時間がない(>_<)

バス乗り場に向かって走ります!

ポカラ行きバスGREEN LINEグリーンライン

前日にバス乗り場を確認しに行ったんですが、なかなか分からなかった。

ホテルのレセプションで場所を教えてもらったんですが…地図にしるしをつけてもらって。

地図の真ん中あたりの丸で囲んでるJAVAというところがバス乗り場と言われたけど、長距離バスが発車するような場所が見当たらなくて、??でした。

たまたま道から「GREEN LINE」の看板が見えたので、建物の地下に降りていくとGREEN LINEの事務所がありました。ここで聞こう!

GREEN LINE TOURSの小さな看板が…

事務所にいた人に「ポカラ行きのバスはどこから乗るんですか?」と聞くと「ここからさ」と、建物の前の道路を指差します。

えー…、ここ、交通量の激しい普通の道路やん。ここ…?ほんま?

ほんまでした!バスがちゃんと停まってた!

確かに朝7時はそんなに交通量多くないけど、ここがバス乗り場なんて分からないよ!

場所は、確かにホテルの人が丸印をつけてくれたところでした。

GREEN LINEのバスの中

事務所の人に「7時集合だから遅れないでね」と言われたので7時に来ましたが、出発は7時半でした。

バスに乗ってみると、まずシートベルト壊れてました(°_°)必ずシートベルトをする用心深い息子は青ざめました。

白いカバーが座席にかけられてますが、かなり汚れてました…

1人1本ずつ水のペットボトルが用意されてますが、大きい!1.5リットル!?

重いよ(;´д`)

チケットには「Free WiFi」と書かれてますが、WiFiありません。「Fully Air-conditioned」とありますが、暖房ないです。寒い…。夏ならクーラーあるんでしょうか?

外国人ツーリスト向けのちょっと高いバスだと聞いてましたが、とりあえずエジプトを思い出しました…ちょっと似てる?食べ物はネパールの方が抜群に美味しいですが。

出発して50分くらい、8:20くらいにバスが止まりました。トイレ休憩?と思ったんですが、どうやら朝食のためのストップらしいです。ここで30分の休憩となりました。

レストランやコーヒーショップがあります。

コーヒー飲みたかったけどトイレが気になるので我慢しました。

ポカラまでまだ5時間くらいかかりそう。

トイレ。この形式は初めてだったので、最初ちょっとショックでした。

とりあえず、ここのトイレはドアがちゃんと閉まらないしカギもついてないので、息子にドアを押さえてもらってました…

バケツの水で流すのかな?と思ってたんですが、ネパールの人はバケツの水でお尻を洗う?と聞きました。ほんと?

とにかくネパールではトイレットペーパーはトイレに無い、と聞いていたのでちゃんと持参してきました。ホテルのトイレなどは西洋式でトイレットペーパーあります。

バスは8:50にこの休憩所(?)を出発して、次は10:30にストップしました。

今度はちょっとおしゃれな建物があります。

このエントランスを入っていくと

こんな風に道が続いてます。敷地が広いようです。

レストランかな

ここでランチタイムでしょうか

ビュッフェ?チケットに「Buffet Lunch Included」と書いてあったから無料で食べれるのかな?やった!(もはや信じてなかった…)

なんの料理かよく分からないけど、いろいろ食べよう!

飲み物もある!

こんな感じ!

これがまた、どの料理もおいしくて…(;´д`)

お米はパサパサなんですが、カレー(?)がおいしいので美味しく食べれます。野菜の味付けも日本人好みというか、優しい味で油の量もちょうどいい感じで、おいしい!

全ての料理をお代わりしました!なんなんだ、この美味しさは!!

このレストランは高級なのか、トイレは西洋風でした。

トイレットペーパーあります

洗面所もちゃんとしてる(╹◡╹)

バスは1時間停車した後、出発。何時に出発するとかアナウンスなかったので、私たちは置いてかれないように同じバスに乗ってた人の動向をずっとチェックしてました!

11:30に出発して、次は13:00時にストップ。トイレ休憩のようです。

バスがいつどこで停まるか分からないので、私たちにとってはミステリーツアーでした。

ここは、どこだろう…という感じ。

果物など売られてますね。お菓子や飲み物は建物の中で販売されてます。

ここのトイレはこんな感じ。トイレットペーパーなかったです。

洗面所です〜(╹◡╹)

15分のトイレ休憩の後バスは出発し、ポカラのバスステーションに14:30に到着しました。

カトマンズからポカラまで200キロくらいの距離。鉄道がないので、飛行機に乗らないならバスかタクシーです。GREEN LINEはこんな感じのバス移動になりますが、ミステリーツアーのようで楽しかったです(^_^)

ポカラのバスステーションにはたくさんのタクシーが待機してました。

ここがポカラのどの辺りなのか全然分からなかったけど、とりあえずタクシーに乗って予約してたホテルまで連れて行ってもらいました。15分くらいで着いて300ルピー(300円)でした(╹◡╹)

ネパールへ行ってみたら、ノースフェイスが激安だった!

8,000級の山を見てみたい…

それだけの理由でネパールへ行くことを決めました。

ネパールってちょっとマイナーな国ですよね。「るるぶ」も「マップル」も出てないし。

私はネパールをよく分かってってないまま行ってしまいました。そのせいでちょっと大変なこともありました(特にトレッキング。死ぬかと思いました)。

でも、ネパールは天使の国です。

ネパール空港は、こんな感じ

ネパールに入国するにはビザが必要です。USドルで1人30ドルです。

写真の奥の方に手続きのカウンターがあります。日本でオンライン申請をしておけば、空港ですんなりビザをもらえます。

飛行機から降りて空港内に入るだけで検査があります。普通、乗るときだけでは?

空港の建物は少し古い感じ(╹◡╹)

さて、空港ですべき用事は2つ。ネパールルピーへの両替とSIMを購入することです。

両替は問題なくできましたが、スマートフォンのSIMの入れ替えの方は初めてなので、少し不安でした。

初ネパールで、山に行ったりジャングルに行ったりするので、やっぱりホテルのWiFiだけでは怖かった…。いろいろ調べたらネパールに着いてからSIMカードを購入するのが一番安いので、空港で購入することにしました。

空港を出てすぐのところにSIMカードのカウンターが並んでます。

2つの会社が並んでますが、Ncellを選びました。山でも繋がるらしいので…(ネット情報)

料金表です(2019年12月時点)。7日では短いので30DAYSを選ぶと5GB使えて800ルピー(800円)。リーズナブル〜♫

そして店頭でお姉さんがSIMカードを入れ替えてくれます。少し時間かかるので、飛行機到着後は行列になってます。そして顔写真が必要です。持ってきてて良かった。

もともとスマホに入ってたSIMカードは、この袋に入れて失くさないようにしてくれます。

スマートフォンが苦手な私でも、できました(╹◡╹)

両替とSIMの手続きが終わったら、空港のタクシーでタメル地区のホテルに向かいます。

実はSIMの行列に並んでる間に旅行会社の客引きにつかまって、なぜかその客引きもタクシーに一緒に乗り込んできて(空港タクシーの人と顔なじみのようでした)、ホテルに行く前に旅行会社に連れて行かれそうになりました。

断固として断ったけど、疲れた…(*_*)

タクシー代は700ルピー(700円)です。空港からホテルまで30分くらい。

クマリ ブティックホテルKomari Boutique Hotel

Booking.comで予約しました。口コミが良かったので初日の12月16日と出国前の12月26,27日も泊まります。結果として天使のホテルでした。

2人で朝食付きで49USドルでした。ネパールではクレジットカードを使うとチャージを取られるので、常に現金払いしました。

素敵な部屋です

バスルームもきれい

お茶のセットも十分です。壁掛けのテレビも大きいです(*´꒳`*)

とりあえず、部屋でお茶飲んだ後、上着を買うために外に出ました。

私たち、かなりの軽装でネパールに来てました。

地球の歩き方」をざっと読んだら「標高が高くなければ、12月でもトレッキング中は汗をかくから半袖でいい」と書いてあったので「そんなに寒くないのかな?」と勘違いしました。着いてみたら、みんな、かなりしっかりしたダウン着てました。カトマンズでこれじゃあアンナプルナトレッキング(3千メートルくらいまで登る)無理やん(o_o)

そしてみんなノースフェイスを着ています…

私たちはどんな格好でネパールに来たかというと、息子はGUで2千円くらいで買った安いダウン。私はニコアンドで買ったウルトラライトダウンみたいなやつ…

こんなペラペラの上着で12月のプーンヒル(3,198メートル)に登ろうとしていた…

これはアカンから、分厚い防寒着を買おう!

タメル地区には、ノースフェイスの商品を売ってる店がたくさんあります。

とりあえず適当な店で物色して値段を聞いてみると3,000ルピー(3千円)…!

ええっ!こんなしっかりしてて着心地もいいのに、3千円!?

ビックリしました。日本で買ってこなくてよかった、と思ってしまいました。山のグッズって高い!ノースフェイスもモンベルも。

私たちはガラスの扉のついたしっかりしたお店で買ったし(露店などではない!)、商品自体すごくしっかりしてる。ネパールは物価が安いからノースフェイスも安いんだ〜と喜んでましたが…

う〜ん。偽物ですよね…やっぱり…(情報によると、ニセモノでも素材は本物らしい)。

しかし、町のあちこちでノースフェイス商品売られてるし(ちゃんとしたお店で)、ネパールの人もみんなノースフェイス着てます(。・ω・。)どういう状態?

とにかく私たちはウキウキ♫と買い物を終え、さらに両替や明日のバスの乗り場を確認など用事をすませて、ホテルに戻りました。

ネパールでの初めての食事

クマリ ホテルのレストランは「おすすめ!」と口コミにあったので、夕食をここでとることにしました。

まずは飲み物。バナナラッシー(160円)とマサラチャイ(80円)。

どちらも美味しい(*´꒳`*)

ネパールといえばモモ!

息子は小学生の時に「餃子のひみつ」という本(学研まんがでよくわかるシリーズ)を読み、ネパールには「モモ」という餃子があるんだ、と学んだそうです。そのせいか、モモが運ばれてきた時「これがモモ!」と興奮してました。

見た目の通り、まあギョーザです。でも味付けは中華風とは少し違うし、大きさも日本の餃子の2〜3倍あります。タレはカレー風味とピリ辛風味でした。とても美味しいです!!

チキンモモは一皿300円だったので量が少ないのかな、と2皿頼んでしまいました。

運ばれてきた大きさを見て1皿でよかったかも、と後悔しましたが、おいしかったのでペロッと食べてしまいした。

奥がフィッシュカレー(420円)手前がバターチャパティ(70円)

フィッシュカレーがとても美味しい((;゚Д゚))))なんだ、この美味しさは!!

そしてフライドヌードル(200円)。

以上どれもすごく美味しくて、合計額1530ルピー(1,530円)。税金とかサービス料とか(ホテルだし)プラスされるのかな、と思ってましたがメニューに書かれてる値段そのままでした。

本当に大満足。ごちそうさま(*´꒳`*)

明日は、アンナプルナトレッキングのためポカラという町へバスで向かいます。

ホテルのレセプションでポカラ行きのバスのことを聞いたら、手配してくれました。ツーリスト用のバスは完全予約制らしいです。安い700ルピーや1,300ルピーくらいのツーリストバスもあるようですが、ホテルが手配してくれたのはGREEN LINEというバス会社のチケットでした。1人25USドル。

ちなみに飛行機でカトマンズからポカラへ行くと30分くらいで着きますが、料金は125ドルくらい。バスは7時間くらいかかります。

朝、7時集合なので明日は早起きです(╹◡╹)