親子で行くヒマラヤトレッキング ポカラで準備編
ポカラはアンナプルナトレッキングの起点となる町。
町を歩けばトレッキングの服装をした外国人がたくさん。そして例のノースフェイスの店もカトマンズ以上にたくさんあります。
ヒマラヤトレッキングと言えば、エベレスト街道とアンナプルナが有名。
当初はエベレスト街道に行くことを考えました。でもトレッキングのスタート地点ルクラに行くには飛行機以外に手段がないのに、12月はかなりの確率で飛行機が欠航になるようなのです。
この旅はSFC修行も兼ねてるので、飛行機が飛ばずに国際線に乗り遅れたら今までの苦労が水の泡…(;´д`)飛行機を使わずに行けるポカラからアンナプルナトレッキングに行くことに決めました。
エベレストはともかく、アンナプルナは山に詳しい人以外にはあまり知られていないように思えます。でもナショナルジオグラフィックの「いつかは行きたい一生に一度だけの旅」にも選ばれていて、エベレストよりも前のページで紹介されてます(╹◡╹)
この写真のキャプションに「ポーターがサンダルを履いてる」とありますが、サンダルで荷物を運ぶポーターはいません!いつの時代の話…(。・ω・。)
ホテルミドルパスHotel Middle Path
ホテルミドルパス。ポカラでトレッキング前日と山から下りてきた後2泊、合計3泊宿泊します。ここもBooking.comで口コミの評価をみて決めました。
朝食付きで2人で30USドルです。
温水プールがあります。すごい!
ロビーに入ると温かいお茶でもてなしてくれました。ほんのり甘いお茶。オイシイ!
レセプションにいた男性は、私の顔を見るなり「ハーイ、○○」と私の名前を呼びました。
えっ!? なぜ分かるの??
「あなたとメールのやり取りをしていたのは私ですよ」とニッコリ。
この人がBikashさん?
私は12月に入ってからトレッキングの相談メールをこのホテルにしてました。
ミドルパスホテルを予約したら、Booking.comを経由して「トレッキングの相談に乗ります」というメールがきたので、トレッキングの許可証とポーターさんをお願いしてたのです。
ヒマラヤのトレッキング事情
ヒマラヤトレッキングをするなら、素人なら旅行会社でトレッキングツアーを手配してもらうのが普通です。たぶん。山に慣れてる人、自信のある人なら個人でも充分行けますが。
私と息子は、まるっきりの素人。でも悩んで悩んだ挙句、個人で行くことに決めました。
ただ、ポーターさんだけは頼むことにしました。3泊4日の荷物を自分で持って登る自信がなかった…12月のアンナプルナは、みんな「寝袋が必要!」と言ってるし(ネット情報)、寝袋は重そう。そこでポーターさんをホテルで手配してもらいました。1日1,900ルピー(1,900円)です。
さらに、ヒマラヤトレッキングに行くには許可証(TIMS)が、アンナプルナのトレッキングには保護区域の許可証(ACAP)が必要です。
この2つの許可証は、ネパールに着いてから自分たちで取得することもできます。でもカトマンズに到着した翌日にバスでポカラに向かい、その翌日からトレッキングに出発するので時間的に厳しい…。手数料がかかりますが、ホテルにお願いしました。TIMS許可証は1,000ルピー、保護区域入域証は2,260ルピーですが(2019年12月)、手数料込みで1人5,000ルピー(5,000円)支払いました。
ちなみに私たちのようにポーターさんを雇って許可証の申請を頼む場合はTIMSの費用は1,000ルピーですが、ガイドやポーターを雇わずに全くの個人で行く場合は、申請料が2,000ルピーになります。
許可証に写真が必要とメールで言われ「証明用の写真をどうやって送ればいいんですか?」と聞いたら、スマホで写真を撮影してメールで送ってくれればいい、って。それでいいのか!
というわけでBikashさんは私たちの許可証の申請をしてくれていて、写真で私の顔も知っていたのでした。
それにしても、初めてのヒマラヤトレッキング。分からないことだらけ。Bikashさんにたくさん質問しました。
「ポーターさんに持ってもらう荷物って、どういうカバンに入れるんですか?」
「12月は寝袋が必要って聞くんですが、借りれますか?」
「ポールってあったほうがいいんですか?」
「靴はこれで大丈夫ですか?」
Bikashさんはポーターさん用のリュックと私たち用のポールを無料で貸してくれました。
雪が積もってるのでポールはあったほうがいいようです。でも寝袋は必要ない、と言いました。「ブランケットがとても暖かいから大丈夫。」
そうなの?(これが後で事件を引き起こします)
ポーターさん用のリュックは、やっぱり大きくて立派なものでした。
貸してもらえて助かりました(;´д`)しかも無料…ありがたいです。このホテルで色々手配しておいて良かった!
ちなみに私と息子が背負っていくリュックはこれです。
私は、息子の去年買った福袋に入ってて使ってなかったリュック(左)、息子は大学の通学にいつも使ってるリュック。家にあるものでいいかな〜、と…
靴も家にあって全然履いてなかったもの。もったいないからネパールで履いちゃおう〜ってノリで。かなりテキトーです…。
でも雪が積もってると聞いて、この靴で大丈夫かBikashさんにソールを見せて聞きました。
こんなんです。Bikashさんは「ま〜大丈夫かな」って感じでした。
ホントに!?ネットでは「軽アイゼンが必要」とか言ってるよ?こんなんで大丈夫?
ポカラの町では、かっこいいトレッキングシューズも3,500ルピー(3,500円)くらいから売られてます。雪が心配で買おうかちょっと悩みましたが…結局このテキトーなVANSとホーキンスの靴で行くことにしました。
本当にトレッキングの道具に関しては「ふざけんなよ」っていうくらいテキトーな物を持参してました。ちなみに私たちが持ってきてたトレッキング用のズボンはこれです。
ペランペランのスポーツウェアというか…これで雪山トレッキング行くつもりだったって、ふざけてますよね。
カトマンズに着いた時点で「このズボン、無理」と分かったので、ホテルの前にあった服屋さんでノースフェイス買いました。
日本から持ってきたペラペラズボンは、寝るときのパジャマとなりました。
でもポカラで最初に買った、このノースフェイスのズボンは失敗でした。ホテルの目の前にあった店で、一番安いのを手軽に買ってしまいました。お店のおじさんも、それはアウトレット品だからやめとけ、って言ってたんですがまあ大丈夫かな、と安易に考えて(大丈夫じゃなかったです…)。1,100ルピー(1,100円)でしたが、おじさんは1,800ルピーのを勧めてました。そっちが正解。
かなりいい加減な準備でここまで来てしまいましたが、一番準備できてなかったのは、私の体力です。トレッキングのための体づくり、何にもしてません。
それでどんなひどい目に遭うか…乞うご期待(╹◡╹)