ビジネスクラスで行く 大人の世界一周 とSFC修行

子育て終えた49歳。体力・気力・知力に自信がないけど、世界一周に出ます

イタリアでトラブル!完結編 諦めなくてよかった

イタリア人と大げんか

10時になると一人の男性が来ました。

掃除を担当する人です。メールでは「cleaning ladyが行く」と言っていたので女性が来ると思ってたのに、若い男性が来ました。

初めは掃除道具を持って陽気に入って来ましたが、私が昨夜から電気がつかない、このままチェックアウトできない、と訴えると難しい顔になって電気系統を全部調べてから電話を始めました。

どうもこのアパートの家主さんはそれなりの数のアパートを持っていて、会社のような組織を作ってるようです。キャロラインもサラもこの男性も会社のスタッフの一員みたい。

オーナーと話をしなければいけない、と思ったのでその掃除の男性に「会社に連れて行って」と頼みました。とにかく話し合いに応じないなら鍵は返さない、動画もアップします。キャラインもサラもオーナーもここに来ないなら、私たちを会社に連れていって、と。

この掃除の男性も「わかったわかった」と言いながらヘラヘラして、なんか誠意なさそう。とりあえず部屋や建物1階のブレーカーを調べながら電話をしてます。

1階のブレーカーのそばで掃除の男性に「早く会社に連れていって!」と私が言ってると、外出していた隣の宿泊者も合流しました。私たち親子、隣のカップル、掃除の男性の5人で建物の玄関でわあわあ〜!と騒ぐ感じになり、道ゆく人が面白そうに足を止めたりしてました。

そこに一人の男性が到着しました。

電気修理のおじさん?

さえない風貌の60代くらいのおじさんは、自転車でやって来ました。 到着すると掃除の男性と話をしながらハシゴを使ってブレーカーをチェック始めました。 電気修理の人が到着した? とりあえずこの修理の人は置いといて、掃除の男性に対して訴え続けました。とにかく返金してくれるまで鍵は返さないから、会社の人が来ないなら早く会社まで案内して!などと言ってるとメールが一通届きました。 Booking.comを介したメールのやり取りは、私が送信したメッセージは残ってますが、向こうから送られて来たメッセージは今はすべて見れなくなってます。でもこの時届いたメッセージだけは、なぜか今も残ってます。 えーっとつまり、今この掃除の男性といるおじさんが、オーナーってこと? ええっ?素知らぬ顔でブレーカーだけいじってるこのおじさんが? この人がオーナーか!!

全ての状況を聞いてここに来たと思われるオーナーは、素知らぬ顔でブレーカーをチェックしてました。掃除の男性も「この人がオーナーです」と一言も言わなかったので、私だけじゃなく隣の宿泊者カップルも、電気修理のおじさんが来たとばかり思ってました。

キャロラインが送ってきたメールをカップルに見せると、びっくりしてオーナーに詰め寄りました。

「あんたがオーナーか!」

とりあえずカップルがオーナーに怒ってくれるので、私と息子は見守ってました。私たち親子の英語は中学生レベルなので、込み入った話に入っていけない…(O_O)

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オーナーに詰め寄るカップ

カップルのおかげで、 オーナーが返金することで話がつきました。

電気がつかなかった分、宿泊費の3分の1くらいでも返してほしいと思ってましたが、1泊分まるまる現金で返してくれました!やった!

お金と引き換えに部屋の鍵を返しました。

私たちは今日チェックアウトで、すぐにも駅に行って列車に乗らないといけないので先に精算してもらい、カップルにお礼を言って走って駅に向かいました。カップルは、まだ今晩も宿泊予定です。

カップルは英語を流暢に話していましたが、どこの国の方なのかは聞いてませんでした(昨夜はそれどころじゃなかった)。オーナーとしっかり話し合ってる様子を見て、私ももっと英語を話せるようにしよう、と固く誓いました。外国でトラブルに遭った時、英語がペラペラだったら心強いよね…。

私の英語のレベルは低い。

でも諦めなくてよかった(๑╹ω╹๑ )

f:id:Hedgehog-harinezumi:20191111192233j:plain私と息子のトランクは入り口でスタンバッてました。駅まで走れるように
嘘をついたオーナーを追いこんで(?)ちゃんと返金してもらって、すがすがしい気持ちでフィレンツェを後にした私と息子でした。

 完

再びローマへ UNA HOTELウナホテルに宿泊

12:17発のitaloに間に合い、予定通り14時前にローマに到着しました。

明日の早朝の飛行機でイタリアを離れます。

イタリア最後の夜なので、初日に泊まったスコットハウスホテルより少しいいホテルを予約してました。イタリア各都市に展開してるウナホテルです。

テルミニ駅に近いのは同じですが、値段以上に質がすごくよかったです。

f:id:Hedgehog-harinezumi:20191111204405j:plain私たちの部屋のドア。なんか立派
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f:id:Hedgehog-harinezumi:20191111204742j:plainバスルーム広い
f:id:Hedgehog-harinezumi:20191111210316j:plainバスタブは広くて深い!シャワーは天井からの固定と可動式と2つあります
f:id:Hedgehog-harinezumi:20191111210756j:plainおしゃれな冷蔵庫
f:id:Hedgehog-harinezumi:20191111210841j:plain両側についてる扉を開けるとクローゼット
f:id:Hedgehog-harinezumi:20191111211328j:plainワインとワイングラスまである!(有料です)
アゴダで予約しました。朝食付きで2人で12,000円。スコットハウスが2人で1泊7,500円だったので、4,500円の差額でこんなに違うんだと驚きました。 駅から近いし、金庫もあるし従業員の方もたくさんいらっしゃるし、コストパフォーマンスが高いホテルだと思いました。アゴダでの予約は、キャンセル不可の一番安いプランで申し込みましたが。

朝食はこんな感じです。

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f:id:Hedgehog-harinezumi:20191111213820j:plainイタリアの朝食って甘いものがたくさん!
ええ〜!?朝食も豪勢!スコットハウスホテルと全然違う。しつこいけど2人で4,500円の差額なら、こっちがいいかな。だって1人6,000円ですよ。スコットハウスにも不満はありませんが。
f:id:Hedgehog-harinezumi:20191111214349j:plainフルーツたくさんいただきました
f:id:Hedgehog-harinezumi:20191111214515j:plainカプチーノは1杯づつ入れてもらえます(´꒳`)
はあ…いろいろあったイタリア10日間の旅。

ナポリ以外はどの町ももう一度行きたいです(ナポリの方ごめんなさい)。

アマルフィの景色、フロリディアナの朝食、ローマのQuel Che Ce Laboratorio di Cucina 、フィレンツェのカフェSCUDIERI、ジェラートのCarabe…どれも忘れがたい。

f:id:Hedgehog-harinezumi:20191111231243j:plainアマルフィで飲んだレモンのビールも、もう一度飲みたい
食べることばかりが思い出になってしまいました。

イギリスは博物館がメイン、エジプトはピラミッドメイン、イタリアは食べることメイン?次のトルコはどうなんでしょう?

最後にもう一度Venchiにジェラートを食べに行きました。

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Venchiで始まりVenchiで終わった私たち親子のイタリア旅行でした(´꒳`)